- 松尾潔のメロウな日々
- 松尾 潔 / 著
- 山下 達郎 / 序文
- Kiyoshi “KC” Matsuo
“Rhythm & Business”
- 2014.05.30発売
¥1,800+税
ISBN:978-4-907435-03-5
四六判 320ページ 並製
珠玉の名文エッセイにして評論、そしてヒストリー。
胸いっぱいのR&B愛が詰まった、音楽書籍の決定版。
EXILE、平井堅、CHEMISTRY から
久保田利伸、鈴木雅之、JUJUまでを手掛け、
若くしてJ-POP~J-R&B界における
リヴィング・レジェンドとなった
KCこと松尾潔。
これは、そんな松尾潔が満を持して放つ、初めての音楽専門書だ。
R&B 愛に任せて突っ走った熱き日々、90 年代。戻らないあの頃を振
り返りながら本場アメリカ産R&B の真髄について説いた本書は、真
摯な愛に満ちたブラック・ミュージック論であり、90 年代アメリカ
音楽界の貴重な現場証言集でもある。日本語で書かれたR&B 関連書
籍としては間違いなく最高にして最強。
序文を寄稿したのは山下達郎。
音楽を知り尽くした男の推薦自体が、この本の存在証明だ。
【プロフィール】
松尾 潔 Kiyoshi “KC” Matsuo
1968 年1 月4 日生まれ 福岡県出身
音楽プロデューサー / 作詞家 / 作曲家 Never Too Much Productions 代表
早稲田大学在学中にR&B/SOUL を主な対象として執筆を開始。ジェームズ・ブラウン
単独インタビューをはじめ、米英での豊富な現地取材をベースとした評論活動、多数
のラジオ・TV 出演を重ねる。
久保田利伸との交流をきっかけに90 年代半ばから音楽制作に携わり、SPEED、MISIA、
宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。その後プロデュースした平井堅、
CHEMISTRY をスターダムに押し上げた。また東方神起、K といった韓国人アーティス
トの日本デビューに関わり、K-POP 市場拡大の原動力となる。
その他、プロデューサー、ソングライターとしてEXILE、JUJU、由紀さおり、三代目J
SOUL BROTHERS など数多くのアーティストの楽曲制作に携わる。累計セールス枚数は
3000 万枚を超す。
【主な作品歴】
2002 年:日韓共催FIFA ワールドカップ公式テーマ・ソング「Let's Get Together Now」
(Voices of KOREA/JAPAN)をプロデュース。韓国で公式放送された初の日本語詞曲と
なり歴史的な1 位を獲得。
2003 年:CHEMISTRY『Second to None』が年間アルバムランキング首位に。
2007 年:EXILE「Lovers Again」が累計700 万ダウンロードを記録。
2008 年:EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲・プロデュース)で第50 回・日本レコード大賞を受賞。
2011 年:JUJU『DELICIOUS』がジャズCD として史上初めてオリコントップ5 入り。
【もくじ】
第1 部 メロウな日々 Timeless Journey
月刊誌~ウェブサイト『bmr』の連載「松尾潔のメロウな日々」を
大幅加筆した完全改稿決定版コラム
ルーサー・ヴァンドロス「ルーサー!ルーサー!ルーサー!」
メアリー・J・ブライジ「痛みという武器」
マックスウェル「止まった時計~新しきクラシック」
ディアンジェロ「特別な日~たかが10 年、されど10 年」
キース・スウェット「はじめから見えていた景色」「これだからやめらんないぜ」
ベイビーフェイス「愛とよぶもの」
R・ケリー「R・ケリーの時代に生きて」「空も飛べるはず」
メイズ feat. フランキー・ビヴァリー「喜びも悲しみも幾年月」
「変わりゆく、変わらないもの」
ジェイムズ・ブラウン「至上のもの」
クインシー・ジョーンズ「趣味を仕事にするということ」
パフ・ダディ「華麗なるギャツビー」
第2 部 忘れじの日々 Back in the Days
90 年代、日本でのR&B 人気を決定づけた名作・傑作アルバムたち。
そのブックレットには、いつだって松尾潔の入魂解説が載っていた。
そこから選りすぐった、ベスト・オブ・ベストなライナーノーツ集
[1990]ガイ『The Future』
[1991]サウンドトラック『New Jack City』
ジェラルド・リヴァート『Private Line』
[1992]メアリー・J・ブライジ『What’s The 411?』
[1993]ジャネット・ジャクソン『janet.』
[1995]ディアンジェロ『Brown Sugar』
R. ケリー『R. Kelly』
[1996]エリック・ベネイ『True To Myself』
キース・スウェット『Keith Sweat』
ジョニー・ギル『Let’s Get The Mood Right』
[1997]エリカ・バドゥ『Baduizm』
ジョー『All That I Am』
LSG『Levert, Sweat, Gill』
[1998]エクスケイプ『Traces Of My Lipstick』
第3 部 ベイビーフェイスを追いかけて
Searching for Babyface